2010/11/23

面白すぎるニュース

淫らな社交の場と化した温泉郷 香川・乱交パーティーの実態とは…
産経新聞 11月20日(土)8時47分配信


弘法大師ゆかりの地にある温泉郷が、こともあろうに淫らな社交の場と化していた。徳島県境に近い香川県まんのう町の山麓で10月、男女53人が参加する乱交パーティーが公然わいせつ容疑などで県警に摘発された。インターネットで参加者を広く募り、人里離れた温泉郷のロッジで開催。乱交パーティーの会場としては異例の僻地だったにもかかわらず、マナーを重んじた開催趣旨などが同志の共感を呼び、関西などからも会社員や主婦らがこぞって参加する盛り上がりぶりだったという。(永田岳彦)

■宴もたけなわ

香川県南西部の讃岐山脈の麓に田畑と住宅が混在するまんのう町。人口約2万人の小さな町だが、弘法大師が改修したとされる日本最大級のため池「満濃池(まんのういけ)」で知られる景勝地だ。町内には閑静な温泉郷があり、行楽シーズンになると観光客でにぎわう。

そのひっそりとした山麓の温泉郷が10月9日夜、騒然となった。温泉ロッジの1棟を取り囲むように、香川県警生活環境課と4署からの応援を含む捜査員総勢約80人が集まり、午後10時20分、棟内に一斉に踏み込んだ。

「警察だ、動くな!」。突然現れた捜査員に、ベッド上で全裸で性行為に及んでいたカップル2組と、そばで眺めていた10人前後の参加者は、ただ呆然とするだけだった。

同課の幹部は「状況を飲み込めない人もいて、何かのアトラクションと勘違いしていた人もいた」と、当時の様子を語る。

摘発のきっかけは今年5月、県内の警察署に寄せられた「宿泊施設で乱交パーティーが行われているようだ」という匿名の通報だった。県警は四国で活動する乱交サークル「FREEDOM(フリーダム)」を割り出し、発足2周年記念として「四国ノ乱」とうたった乱交パーティーをまんのう町で開くことを突き止めた。

■異例の大規模摘発

乱交パーティーには男28人、女25人の計53人が四国4県のほか、岡山、広島、大阪、神戸から参加していた。年齢は20~50代と幅広く、職業も会社員や主婦などさまざま。暴力団関係者などはおらず、「乱交」の趣味を持つ同好者ばかりで、乱交パーティーとしては四国最大級の摘発事案となった。

「従来は参加者が20~30人程度だったが、2周年記念ということで多かった」と捜査関係者はいう。

このうち、性行為をしていたカップル2組が公然わいせつ容疑で、パーティーの運営にかかわっていた4人が公然わいせつ幇助容疑で逮捕された。2組は29~34歳の男女4人で、うち1組は夫婦という。

パーティーは午後9時、「乾杯」の声とともに始まったという。県警が踏み込んだのは約1時間後で、参加者の大半は1階の約20畳のリビングで、服を着たまま飲食や歓談を楽しんでいた。

乱交パーティーの摘発について、ある捜査関係者は「不特定多数の参加者に男女が性器を露出した状態が前提。集まったからといって、すぐ踏み込むわけにもいかない」と、タイミングの難しさを指摘する。

このため県警は時機を見計らって現場に踏み込んだが、全裸姿だったのは2階のカップル2組だけで、大半の参加者は参考人として事情聴取を受けるにとどまった。

別の捜査関係者は摘発規模の大きさを実感しながらも、「逮捕者数からすると(タイミングが)少し早かったかもしれない」と振り返る。

■汚れなきパーティー

フリーダムの主宰者は愛媛県松山市の会社員、上枝巨彦被告(39)=公然わいせつ幇助罪で起訴。2年前のサークル設立以降、香川県内を会場にした乱交パーティー「讃岐ノ乱」と、愛媛県内を会場にした「伊予ノ乱」を月1回のペースで開催していた。集団パーティーのため、会場はキャパシティを最優先し、海や山のリゾート地にあるロッジ形式の宿泊施設を利用していたという。

同サークルのホームページ(HP=現在は閉鎖)では、参加者の募集や次回の開催などを告知していた。参加料は男性1万円、女性無料で、カップルは3千円。HPには乱交のほか、SMなど過去のパーティーの画像が生々しくアップされ、かなりおおっぴらに行っていた様子がうかがえる。

乱交パーティーは薬物の使用や反社会的組織の関与、買売春につながるケースも少なくないが、その意味で、フリーダムは純然たる乱交の場だったようだ。乾杯はノンアルコール飲料で、集めた資金もホームページの運用や宿泊施設のレンタル料、飲食物の代金などに充てられ、もうけは度外視だったとみられる。

上枝被告は乱交パーティーの趣旨について、HPで「あくまで複数での乱交を楽しむ場」と強調していた。パーティーで気に入った相手がいれば、自身も性行為を楽しむことがあったというが、運営にあたっては主宰者の立場を自覚し、マナーや衛生面などにも気を配っていたという。

スタッフについても集金係や写真係、給仕や司会などの役割が明確化されていたほか、参加者についてもシルバー会員やプラチナ会員など常連になるとランクがつくなどしていたという。「ある意味、上枝被告を中心に真剣に乱交を楽しむサークル」(捜査関係者)だった。

■乱交の余波

「四国の乱」の舞台となった温泉ロッジは5棟からなり、乱交パーティーの会場はその中でいちばん大きい2階建ての棟だった。管理事務所によると、10~15人が宿泊できる広さで、貸し切り料金は1泊3万~3万7千円。良心的な料金設定とあって、県内外から温泉目当ての観光客がしばしば訪れるほか、合宿などにも利用されているという。

事件の報道を聞いたロッジ事務所は「翌日の新聞などで知った。まさかと思った。50人もロッジに入るなんて」と驚きを隠さない。近くに住む男性(67)は「こんな閑静な場所なのにそんなことで有名になるなんて」と嘆く。

同サークルのホームページでは、11月6日に「伊予の乱」の開催が予定されていたが、今回の事件で中止に追い込まれた。

12月15日には高松地裁で上枝被告の初公判が予定されている。弘法大師ゆかりの由緒ある町を、悪い意味で有名にしてしまった上枝被告は、法廷でどのような反省の言葉を口にするのだろうか。



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突っ込みどころ多すぎます。
最高です。
とりあえず警察の踏み込むタイミング悪すぎw
”伊予の乱”とかいうネーミングも秀逸。

今回は純粋に変態を楽しむ集まりってことで、許してあげたいところですが。
ロリとかバイオレンスとか露出とかが趣味の人は、ホントにしんどいと思いますね。
自分の嗜好がイリーガルな分野じゃなくてホントに良かった。
と謎の安心をしてしまう、晩秋の明け方。
どしゃ降り。

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